歩くのに疲れたら、カフェに寄ろう。
カフェに入ったら、最初にコーヒーをたのもう。

あとは
音楽に耳を傾けて、
置いてある本をめくって、
そのあとは・・・

そのあとは、思いをめぐらそう。

きのうあったこと、
きょうおきたこと、
あした出会うかもしれないこと。

だいじなひとのこと。

何気なく思いついたことをこのブログに載せたいと思います。







instagram
glyph-logo_May2016.png
Twitter
twitter1_001.jpg

2011年07月17日

宮崎吾朗監督 コクリコ坂から 行間が奥深い映画。そして未来を知る我々は。

スタジオジブリ、この夏の映画「コクリコ坂から

宮崎吾朗監督による監督第二作。
原作をいい意味で咀嚼しなおし行間の深い作品に仕上げています。

時代背景は1963年、東京オリンピックの前年。
その時代の息遣い、人間模様が丁寧に描かれ それでいて説明ゼリフも入っていないので予備知識がないと世相などがうまく理解出来ないかもしれません(その意味でこの映画は子どもに阿っていない、アニメーションとしてはマーケティングとして野心作です)


冒頭から説明なしに日常があたり前のように描かれ、あたり前の日常の中に事件がおこってくる。
このあたりの演出も決してスピーディーではありませんがとても丁寧です。

当時高校生だった人々の思いや悩み、そしてその親世代の思いや悩みが 古くなった校舎の建て壊し問題、主人公の淡い想いの行く末と交差しながら物語は進みます。


ケータイもネットもない時代、動こうと思ったらまず身体を動かさないと始まらない時代でした。
そして、身体を動かせば何かが変わると信じることができた時代でした。

そのあたり時代設定の妙です。

1963年で17、8の主人公。終戦直後の生まれとなります。
今、生きていれば66歳前後。
まだまだまわりに活躍されている方が多いですね。

この映画を観て40代の私は気付かされることが多かったです。
まだ生まれる前の時代への想像力、そしてその後を知っている立場からの見方。

それらをふまえて、当時、高校生だった人たちにこの映画を観ていただきたい。
あなたたちが夢見た世界は思い描いたようになったのだろうか。
あなたたちの描いていた夢は色あせていないだろうか。

企画を立てた宮崎駿さんは1963年の息遣いの中に今見失ったものを見つけることができるだろうと思われたのでしょう。

そして、やはり、2011年現在を題材に新しい物語を紡ぐのは難しいと感じたのだろうか?

映画としての物話はとても後味のよい、巧くまとめられた作品に仕上がっています。

それと同時に、いろいろな問題提起を潜めた野心作です。

10歳以下のお子さんには(本質的には)お勧めできない作品だと思うし、
この映画を題材に子供と語り合える大人になれれば嬉しいと思う。

そう、この映画では大人はしっかりと大人ですし、青年は志を持った青年です。
(このあたりスタジオジブリ作品の理想論でもあるのですが)

こんな大人にならねば、と今さらながら知らしめられる作品でした。



posted by rojiuracafe at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画に関して | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック