いきていくうえでの不安、せつなさ、
この先なにがかわるのか?
この先なにかうまくゆくことがあるのか?
映画が始まると登場人物それぞれが大きな不安を抱えていることが伝わってきます。
ぴりぴり、ひりひりと。
その瞬間に「この映画は傑作だ」と感じました。
”泣ける””感動できる”といった視点ではなく
ざわざわとした沁みいるような不安感を描き出すことに成功しているからです。
ふとした瞬間にこみ上げてくるたまらない不安感
その存在を抱え込んでいる登場人物たちには強い生命力が宿って、観ている観客の目をスクリーンに釘付けにします。
映画に不安を解決するような答えはありません
それでも映画を観終わった後
不安は普遍的に存在するもので共に生きてゆかなければならないものであり、しかしながら不安に苛まれる中にも安堵できる生命の瞬間があることを信じさせる素晴らしい映画でした。
この映画に出演している役者さんたち、監督、ミュージシャン、その他スタッフの方々。。。。
とても素晴らしい作品でした。
これはDVD化されたら”買い”の作品です。
実にすばらしい。
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CDも購入しました