ものめずらしい作品を並べただけのありきたりのトリックアート展ではなく、bunkamura印の眼だけでなく知識も豊かになる展示です。
大きく分けてトロンプルイユ、ダブルイメージ、 アナモルフォーズといっただまし絵の技法に沿った展示と解説、現代のだまし絵作品の紹介が洋の東西を問わず選ばれています。
時系列としても空間としても隔たった地域で同じような発想を持つ人がいるということも考えてみれば不可思議なこと。
形而上学的に「自分が見ているように、はたして他人は見えているのか?」といった問いに対するひとつの答えがあるように感じました。
そんな単純化できる話でもないですけれど。。。
隣の人も同じように不思議に思っているのもまた不思議、と思ったのです。
内容の濃い展覧会、お薦めです。
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雨の渋谷、モノクロで写したくなりました。