劇場版「花より男子ファイナル」
現代日本を舞台にしたラブコメディー。という括りもできますが
立派なファンタジーだと思います。
この一月ほどTV版の再放送のチェックから始まって”花男”漬けになっていました。
普段テレビドラマを見る機会がなくなっていたので連ドラの見方も忘れ気味だったのですがすっかり引き込まれました。
劇中主人公が「ありえないっつ〜の!」と何回も叫びますが、まさにありえない設定。
ひととおり観ていく中で「ありえないよな〜」と思いつつもどこか懐かしい思いで作品に惹かれてゆくのです。
不思議だなと思って考えてみると設定は現代劇なのだけれど創りは王子様と庶民の恋物語というファンタジーや童話によくあるもの。
「なるほどなぁ。ファンタジーなんだ」と腑に落ちたしだいです。
ということで締めくくりの劇場版。
テレビシリーズを観ていた方には納得の大団円だったのではないでしょうか?
ほとんどの主要人物は登場しますし、新たに謎の人物まで登場。
展開も「ありえなさ満載」で2時間強の映画があっという間に感じられました。
昨今SFXを用いてリアリティを追求したファンタジー映画が多くなっていますが、
この映画のように舞台は現代日本ながらも懐かしいファンタジー作品を彷彿とさせる映画も再評価すべきものだと思います。
(メタフィクション的に繰り返されるモチーフなどプロットは造りこまれています)
すべての物語のはじまりがファンタジーであったことを再確認できます。
平日の昼間でも7割がた埋まった客席。
反応をみてみても「ありえなさ込み」で楽しんでいる様子。
TVキー局製作、大々的な製作・宣伝費、前売り券販売記録更新といった大人の事情はひとまず置いておいて、日常を忘れるひと時を過ごせる作品として「ありえる」ものでした。







